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コンセプト

<頂点に登り詰めたものだけが座ることのできる椅子>
座ると言う行為は穏やかなイメージでしょうかいいえ、その実態はとても緊迫したものです。
『座につく』ということは安泰でしょうか
いいえ、座る為にも座り続ける為にも田畑を耕すように無数の努力が必要なのです。
努力とは自身との戦いであり、
他者にその針が向けられるものではなく、内に秘めるものです。(安全ピンで表現)
たとえ一時針を出したとしても、再び閉じて自分に向けなければ上手く次へは進めません。
その積み重ねが、ひとつのカタチ(成功)を生み出すのです。

努力の大衆が生み出すカタチは遠くから見ればとても静かに見えます。
一見座れたら楽で気持ちいいものの様に思わせるものですが、
そこに座るのは至難の業。(高さで表現)
やっと座れたところで、決して居心地の良いものではありません。
バランスも一見いいようにも見えますが、
螺旋階段のように努力を渦を巻いて必死で作り上げた脚は
実はよく見るととてもバランスが悪く、
更にいつ針が牙を剥くやも知れないという、恐怖にも似た緊張感が常にそこにあるからです。
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