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コンセプト

ブラック・スワン理論(ブラック・スワンりろん、英語:black swan theory)は、
「ありえなくて起こりえない」と思われていたことはいったん急に起きる場合、予測できない、
非常に強い衝撃を与える、という理論。とりわけ予測できない金融危機と自然災害をよく表している。 ヨーロッパでは白鳥は白い鳥だけと思われていたが、1697年にオーストラリアで黒い白鳥(コクチョウ:ブラック・スワン)が発見される。
以来、ありえなくて起こりえないことを述べる場合、"ブラックスワン"という言葉を使うようになった(Wikipedia参照)


世の中には予想を裏切る現象は多く、それを説明する経済理論を、「ブラック・スワン理論(Black Swan Theory)」という。
昔、西洋では白鳥はすべて白いと考えられていた。ことわざでも「黒い白鳥を探すようなものだ」などといわれていた。しかし、オーストラリアで黒鳥が発見され、常識が覆った。
   このように、ブラック・スワンとは従来の「ポートフォリオ理論」では事前には予想できずに、起きたときの衝撃は大きい現象をいう。
タレブの定義では「ブラック・スワン」には3つの特徴がある。
1つは予測できないこと。2つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして3つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、
実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることということである。
自分自身にもこのようなブラックスワンが起こる。
歳を重ねるほどに、経験や知識、自分を取り巻く環境の中での常識という壁が強固になる。
それ故に自分の常識外のことが起こるとこのような現象が起こる。
これを超えた発想を失うことは、恐ろしく残念なことで、作家なら尚更のことだ。
自分の世界をぐるぐるかき混ぜて、世界をフラットに見直すことが必要。
溶け込むまでかき混ぜ続ける。
どんな世界(環境)であっても、その中で生きるのは自分自身。
その中で起こることを受け入れ、挑む。
外から見ると優雅にみえるが、水面下ではぐるぐると足掻き舞う。
且つ水面上は美しい波紋のみでさほど乱れない。
白鳥のように清楚可憐な姿ではないかもしれない。
しかし、黒は全てを包み込んだ証。
そして、それを飲み込む口は血の色に染まる。

幸福も不幸も、辛さも楽しさも、身に降り掛かる全てをその身に溶け込ませ、まとう。
優しく柔らかな強さを持つ。
そしてその強さを翼に今の自分の限界を超えてはばたく。
私はそういう生き物になりたい。

素材:マドラー(プラスチック)/ゴム/鉄/ゴムコーティング針金/ステンレス/接着剤/ラッカー塗料
サイズ:100×70×66(cm)
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